教師の道を諦める大学生が増えている|西宮・今津で塾・学習塾・プログラミング教室をお探しなら、現役高校講師が経営するSTEAM教育の自習塾WillBe
2021/09/13
教師の道を諦める大学生が増えている
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久しぶりに教育系のニュースで気になったものに触れてみようと思います。
いつだったか忘れましたが、ある新聞で「教師の道を諦めた」という大学生の投稿が話題になっていました。
今日はそのことについてお話したいと思います。
記事のサマリー
著作権の関係でそのまま載せるわけにはいかないので、簡単に要約します。
投稿者の大学生は、4年制で教育実習に参加しました。しかし、教員になることは諦め、民間企業に就職するつもりである。
その理由は、会員制交流サイトに相次いだ「#教師のバトン」で教員の現状を知ったからである。
というのが記事の内容です。
教師のバトンとは?
教師のバトンとは、文部科学省が主催したプロジェクトです。
プロジェクトのアカウントに書かれた、このプロジェクトの目的は「現場で日々奮闘する現職の教師、教職を目指す方々の皆さんで、学校の働き方改革や新しい教育実践の事例、学校にまつわる日常を遠く離れた教師、ベテラン教師から若い教師に、現職の教師から教師を目指す方々に、学校の未来に向けてバトンを繋ぐ」というものです。
もちろん、もともとは教員の仕事の素晴らしさについて伝えてもらおうとはじめたプロジェクトでしたが、完全に裏目に出てしまい、実際に投稿されたのは日々の仕事の過酷さばかりが投稿されてしまったのです。
実際のところ、そんなに過酷なの?
これは一概には言えません。公立や私立、進学校と教育困難校、小学校や中学校、高校なのかなど条件によって大きく変わると思います。
実際、私が以前勤めていたある高校では、かなりしんどかったです。ひどいときには朝7時半に出勤し夜中12時まで仕事をしていたこともありますし、4-5時間の残業は当たり前、土日はクラブ活動でまるまる潰れることもあるなど、一般的な会社であればいわゆるブラック企業にあたるような勤務をしていた時期もあります。
しかし、現在非常勤で行っている学校の先生方を見ているとそのような過酷な条件で働いているようには見えません。
学校のガバナンスの問題が大きいですが、話を聞いていると個人的には、公立学校のほうが何かと厳しい職場環境であるように思います。
子どもへの影響は?
今すぐに、何らかの影響が出るとは考えにくいですが、なり手が少なくなれば教員の質が下がるという不利益は出てくる可能性が高いです。
実際、多くの地域で教員採用試験の倍率が下がっています。採用枠が拡大していることも影響していますが、受験者数も減っています。
今後同じようなことが続けば、教科担当外の先生が副教科を行うというようなことも出てくるかもしれません。(実は、そういう制度があります)
教員は、悪い側面ばかりが取り上げられがちですが、実際にはとても魅力的な部分もあります。
なり手が減って学校の質が下がれば塾に求められる役割も高度なものへとなっていくことが予想されます。
現在、塾を経営する側としてはありがたい話なのかもしれませんが、やはり勉強の土台を作るのは学校です。
待遇改善など、さまざまな面で変化がなされ、教員になりたいと思える人が増えるといいですね。
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